神奈川県のウッドデザイン賞受賞作品⑤
森のイノベーションラボFUJINO
「ウッドデザイン賞」は木の良さや価値を再発見できる製品や取組について、特に優れたものを消費者目線で評価し、表彰する顕彰制度です。
これによって木のある豊かな暮らしが普及・発展し、日々の生活や社会が彩られ、木材利用が進むことを目的としています。(林野庁補助事業)
林野庁ホームページより
2021年受賞作品をお届けします。
2021年受賞・平井政俊建築設計事務所(東京都) / 一般社団法人 さがみ湖 森・モノづくり研究所 /MORIMO (神奈川県) / 相陽建設株式会社 (神奈川県)
- ライフスタイルデザイン部門
- 建築・空間分野 ― 木質化・リノベーション/オフィス・会議施設
都心に最も近い里山のひとつ相模原市藤野。
自治体の統合により利用頻度が低くなった庁舎を、さがみはら津久井産材を用い、職住遊混在のコワーキングスペースへと改修した
地元からも都心からも広範なユーザーが、仕事でも遊びでも多様なオケージョンで関われる場を設け、源平のストライプで統一感のあるデザインとした。
評価のポイント
従来型のコワーキングスペースに留まらず、レジャーやアート、教育への派生的な展開を読み込んだ、自由で洗練された木質空間。木の質感の良さに反応して人々が集まり、そこから地域との接点が生まれ、活性化につなげる。新たな来訪者にもまた木の良さを伝える好循環の仕掛けがある。