神奈川県のウッドデザイン賞受賞作品⑦
道の駅足柄・金太郎のふるさと
「ウッドデザイン賞」は木の良さや価値を再発見できる製品や取組について、特に優れたものを消費者目線で評価し、表彰する顕彰制度です。
これによって木のある豊かな暮らしが普及・発展し、日々の生活や社会が彩られ、木材利用が進むことを目的としています。(林野庁補助事業)
林野庁ホームページより
続いて、2020年受賞作品をお届けします。
2020年受賞・南足柄市(神奈川県) /株式会社計画・環境建築 (東京都) /株式会社岩田幸司設計事務所 (神奈川県) /株式会社下田組
- ソーシャルデザイン部門
- 建築・空間分野 ― 店舗・施設関係/公共施設(駅舎、交通関係施設含む)
神奈川県南足柄市及び地域の飲食・物販・情報発信機能を備えた道の駅。地元住民の利用に加え、矢倉岳の登山客や、南足柄市と箱根町を結ぶ県道731号(矢倉沢仙石原)の開通に伴う観光客の立ち寄り客が見込まれる。
交流施設では常時は飲食の客席として利用されるが、イベント時は会場としての利用も可能。
評価のポイント
多目的施設の交流コーナーは、周辺の山並みををイメージした寄棟屋根であり、この施設の象徴的な意匠となり、来訪者をもてなす。飲食や物販用の空間にもふんだんに木を使い、庇の木格子からは外光が注ぐ。素朴ながらも力強さを兼ね備えた、使い勝手のよい施設である。