木を活かした建築物を増やしたほうがいいわけ その2
地球環境に大切な森林資源を守るには、木材を利用し、森を常に活性化していく必要があります。その一助となるのが、建築物の木造化・木質化の促進です。
今回は木を活かした建築物を増やした方がいいわけの「その2」をお伝えします。
※「木を活かした医療施設・福祉施設の手引き」より抜粋
木材は炭素を蓄えます
木材(若い木)は生育時に大気中からCO2を取り込み、酸素を発生させ、炭素を自身の中に蓄えます。乾燥した木材の重量のうちの半分は炭素であると言われています。
また、生育した木材を住宅・建築物に用いると、住宅・建築物が解体・廃棄されるまで木材の中の炭素が貯蔵されます。
このように木材を建築に利用することは、他の材料や構法と比べ、いろいろな面で環境負荷を低減するのに大変有効なのです。