神奈川県のウッドデザイン賞・受賞作品②
地域産材を用いた木造フラードームの建築への活用のための構造性能研究
「ウッドデザイン賞」は木の良さや価値を再発見できる製品や取組について、特に優れたものを消費者目線で評価し、表彰する顕彰制度です。
これによって木のある豊かな暮らしが普及・発展し、日々の生活や社会が彩られ、木材利用が進むことを目的としています。(林野庁補助事業)林野庁ホームページより
前回に続き、2022年受賞作品をご紹介します。
2022年受賞・関東学院大学 建築・環境学部 神戸渡研究室(神奈川県・研究実施) / 一級建築士事務所 studioPEAK1 (山梨県・発注先)
- ソーシャルデザイン部門
- 調査・研究分野 ― 調査・研究の新領域、その他/調査・研究分野のサブカテゴリに当てはまらないもの
従来は鋼材でつくられるフラードームを長野県・山梨県を中心とした地域産材の木材を用いて構築し、住宅・別荘等の屋根に活用する。
ドームを用いた構造実験・有限要素解析を行い、それに基づき解析モデルを構築する。実験での知見は実施工の改善に活用し、解析モデルは自由度の高い構造設計のための基礎資料として活用する。
評価のポイント
フラードームの形状を木材でつくる各種実験を行い、建築物への活用を促す、設計やデザイン、意匠の幅を広げる取組である。実物件ができれば、そこから次の展開も考えられる。