かながわ木づかいエコ認証制度を活用してみませんか?
かながわ木づかいエコ認証制度とは
かながわ木づかいエコ認証制度は、住宅や商業施設などを、木造で建てるまたは木質化を行った施設において、木材利用量に応じてどれほど二酸化炭素が固定されたかを県が認証することで、木材利用を促進させることを目的とした制度です。
この制度は、平成22年から運用されていますが、木材利用への注目が高まっていることもあり、令和5年7月に改正されました。
これまでとの主な違い
これまでのエコ認証制度は、かながわ県産木材の使用量のみを二酸化炭素固定量の計算の対象としていましたが、脱炭素社会の実現をより進めていくため、県産木材を限らず木材全般を計算の対象としています。
また、申請対象物件においても、かながわ県産木材を使用した建物に加え、県内に所在する施設も対象となりました。
これにより、神奈川県内にある建物ならば、かながわ県産木材を使用していなくても申請できることとなりました。
なぜ木を使うと二酸化炭素が固定されるの?
木は成長の過程で光合成を行い、二酸化炭素を吸収します。吸収された二酸化炭素は、幹や枝葉を構成します。
木に吸収された炭素は、伐採された後も木が朽ちたり、燃やされたりしない限り、大気中に放出されることはないため、炭素が固定されると表現されます。
こうしたことから、建築物などへの木材利用が国を挙げて推奨されているところです。 この他、木材には湿度変化の緩和やリラックス効果、衝撃緩和などの効果もあり、生活面においても恩恵があります。
炭素固定量を計算してみよう
これから建物を建てる予定の方は、ぜひかながわエコ認証制度に申請してみてください。
申請様式などの詳細は神奈川県のホームページにてご確認ください。
また、申請できない方については、林野庁の「建築物に利用した木材に係る炭素貯蔵量の表示に関するガイドライン」においても計算シートが掲載されていますので、自宅等がどれほど炭素固定に貢献しているか確認してみてください。