水源の森林づくり①
水源の森林づくりってなに?
県では、将来にわたって良質の水を安定的に確保するため、「水源の森林づくり」に取り組んでいます。
県民共有の財産である「森林」を、県民と行政が力を合わせて、森林所有者とともに整備していくことにより、水源かん養※はもとより、大気の浄化や土壌の流出防止など、さまざまな森林の公益的機能を高めていこうとするものです。
※「かん養」とは自然にしみこむように、養成すること。無理のないようだんだんに養い作ること。「水源のかん養」とは森林が水資源を蓄え、育み、守っている働き
今回から、「水源の森林づくり」について2回に分けてお伝えします。今回は「目標とする林型」です。
水源の森林づくりは、城山ダム、宮ケ瀬ダムおよび三保ダムの上流を中心とした約60,900㌶の森林を対象として、その中の私有林約42,000㌶のうち25,800㌶について公的管理・支援を行っています。
※神奈川県HP「統計資料集「神奈川の森林と林業・2021」より抜粋
目標とする林型
活力ある広葉樹林
林内植生が豊かな、地域の自然環境に適応している広葉樹林
巨木林
樹齢100年以上の森林
健全な人工林
間伐等の手入れが行き届いている人工林
複層林
高い木と低い木からなる二段の森林
針広混交林
針葉樹と広葉樹が混生する森林