「丹沢 森のミライ」を知っていますか?
神奈川県ではスギやヒノキなどの人工林が森林面積の4割を占めています。
そのため、県では花粉症対策苗木の生産とスギ・ヒノキ林の針広混交林化と植え替えを行っています。
今回は無花粉ヒノキである「丹沢 森のミライ」についてご紹介します。
「丹沢 森のミライ」は神奈川県が平成24年に全国で初めて発見した無花粉ヒノキで、2年に渡り慎重に調査を行い、花粉が飛ばないことを確認しています。
令和元年から神奈川県山林種苗協同組合が生産を開始し、令和3年春に初出荷を迎えました。
このヒノキは両性不稔という性質を持ち、種子ができないため、さし木により生産しています。
今後は徐々に生産量を増やしていく予定です。
この他にも無花粉スギや少花粉スギ・ヒノキといった種類も出荷しています。
無花粉スギは平成22年から出荷を行っており、種子から生産した苗木は有花粉と無花粉が1:1の割合となるので、出荷の際には検定により無花粉であるか確認しています。
道のりはまだまだ長いですが、県では皆さんが花粉症から解放されるその日に向けて一歩ずつ進んでいます。
「丹沢 森のミライ」を一緒に植えてみませんか?