やすらぎの空間をつくろう~木材は湿度を一定に保つ~


木材は、調湿効果や断熱効果、リラックス効果などを持つ優れた素材です。

●木材は、室内の湿度を一定程度に保つ働きがあります。

木材は室内の湿度が高くなると湿気を吸収し、低くなると放出して室内の湿度を一定に保とうとする働きがあります。

木材を利用することによって、室内の湿度変化を緩和し、快適性を高めることができます。

栃木県茂木町立茂木中学校において木造での校舎改築が行われ、校舎改築後の木質空間で、年間を通して湿度の測定が実施されました。

その結果、2月の乾燥時期でも湿度が40%を下回ることが1度もなく、6月の梅雨時期でも60%程度の湿度しかなく、年間を通して理想的な湿度が保たれていました。

なお、校舎等・管理棟の内装は全てスギとヒノキの無垢材を使用し、表面の塗装には、米ぬかやエゴマ等の自然界に存在している原料を主成分とした自然塗料を使い、木材の水分を放出・吸収する特性を阻害しないようにしています。

また、天井は無塗装仕様のヒノキ材になっています。

(木材利用の意義と効果 文部科学省ホームページより作成)

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