地域内エコシステム推進事業について③

地域内エコシステムとは、木質バイオマスエネルギーの導入を通じた地域の人々が主体の地域活性化事業です。

地域内エコシステムについて一般社団法人日本森林技術協会、株式会社森のエネルギー研究所の資料より、5回に分けてお届けします。第3回目は地域内エコシステム事業の目的をお伝えします。

地域内エコシステム事業の目的

採択地域での「地域内エコシステム」の事業化に向けた取り組みを支援し、事業モデルを構築することで全国的な普及を目指します

事業化に向けて、地域関係者との合意形成のための多様な方策を検討します。併せて、これまでの検討課題を活用しながら、事業の策定に向けて、協議と検討を柔軟に展開していきます。

事業実施計画の策定を目指して地域協議会を設置し、主に次の4つの点について検討および協議していきます

  • 実施体制の構築または整備(新規・既存の事業を実施する主体)について
  • 利用する燃料用材の調達(燃料用材の種別や量、調達するための費用)について
  • 燃料製造設備(燃料の種別、製造のための費用)について
  • エネルギー利用施設(施設、規模感)について

令和3年度の採択地域では、下記に示す課題等について検討および協議を行いました。これは採択された地域以外でも直面しやすい課題と考えられます。

地域への効果

本事業では、地域内エコシステムの導入による様々な効果が期待できます。ここでは木質バイオマスエネルギーの利用による主な4つの効果を示します。

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